自分の趣味のうち、映画・ドラマ・アニメ・本・コミックなどの感想を書いていきます。HPを立ち上げるまでここで頑張ります。拙い文章ですがお付き合いくだされば幸いです。とりあえずそんな感じでw
前作『クリアネス』が第1回日本ケータイ小説大賞に輝いた十和さんの作品。

『クリアネス』のレオの生誕に関する番外編という位置づけながら、全く別の物語としても読める。



�?��?±�?��?±
(2007/10)
�??�??

商品詳細を見る



前作の出来は正直素人のレベルではなかった。

なので、この作品に対しては一般小説と同じ扱いで読ませてもらった。



はっきり言って前作よりもクオリティは低い。
(まぁ、前作のクオリティが異常だっただけなのかもしれないが)

元々文章表現の上手い人なので、ハッとさせられる部分も多々あった。

それに対して、キャラクターの喋り方などに違和感をよく感じたのは残念。


そして、一番気になったのはストーリー展開。

起承転結である必要はないが、この作品は起承転転転転結のような感じ。

別に作品の展開は作者の自由だが、あまりにも「転」が多いためリアリティがなくなっていたのは事実。

後から思いついたストーリーを付け足したような、そんなつぎはぎ感があった。



これを一つの作品として評価するなら中の下辺りだろう。

しかし、これは一般小説のレベルでの評価。

素人作品としては素晴らしくレベルが高いのはい言うまでもない。

また、自分は最初知らなかったのだが、これはあくまでも『クリアネス』の番外編。

その上で読み直せばもう少し評価は上がるかもしれない。



しばらく「携帯小説」を読んでいなかったが、やはりこの作者は安心して読める。

次作も期待したいと思う。
 第1回日本ケータイ小説大賞優秀賞を受賞した作品です。

 正直あまり好きではありません。主人公が3年生になった年の8月27日の事件(我ながらネタバレをうまく防いだ)はちょっとやりすぎな気がします。ただ、感動系にするためには仕方がなかったのかもしれませんが。また、主人公が見る夢や終盤の百合の手紙のシーンには「お前ら未来予知でも出来んのか」と突っ込みたくなります。伏線といえば聞こえはいいですが、やりすぎるとリアリティがなくなります。

 しかし、主人公が1年生である1年間の描写は素晴らしいものがあるし、ナナの過去もよく出来ていると思う。オチはベタだったけれど、まぁ可と言ったところでしょうか。

 個人的にはそこまでレベルの高い作品とは思えませんでしたが、他作品を見ていない状況でそんなことをいうのは間違っている気がするので、見終わってから触れようと思います。
 「感想を書く」というのは意外と難しいことなのだと最近実感しています。他人に「〜は面白かった」と言うのは、自分のセンスが試されているようでハードルが高く感じられ、それは面白くなかったものでも同様です。
 もし、その相手が気心の知れた友人なら少しくらい評価がずれていてもも何とかなるものですが、そうでなければとても難しい。下手な事を言うと場の空気を悪くしてしまうかもしれないと言う強迫観念(使いどころが違うか?)のせいで、中々自分の意見を言いづらい。単に私が臆病なだけかもしれませんが(^^ゞ


 それはこのblogでも同様で、下手な批判はできないし面白くなかったなら必死にフォローしなくてはならない。結局、面白かったものよりも面白くなかったもののほうが文量が多くなってしまうと言う始末。本当、難しいです。

 とはいえ、この携帯小説のコーナーではできる限り赤裸々(これまた違うか)に感想を書いていきます。そんなわけで今回は、第1回日本ケータイ小説大賞でTSUTAYA賞を獲得した『プリンセス』です。

JEWEL -sweet love-(作者HP)
魔法の図書館『プリンセス』特設サイト
『プリンセス』



プリンセス プリンセス
陽未 (2007/03)
スターツ出版
この商品の詳細を見る



 携帯小説を読むときはいつもランダムに選んでいることもあって(もちろん人気のある中からですが)、「面白そうだから選んだ」ということはありません。この作品も適当に選んだのですが、冒頭を読んだ辺りで「これは当たりかも」と思いました。

 設定が非常にユーモアで、陽呂と心菜の2人を主人公にしているのも面白いと思いました(携帯小説ではあまりない手法だと思ったので)。実際、2人の視点を用いたことで飽きがこない作りになっていました。陽呂の視点では心菜の心情はこう表現されていたが、実際に心菜はこう感じていたというように2人の微妙なすれ違いや勘違いが楽しめます。


 しかし、若干展開に無理があるのが難点でしょうか。例えば、序盤の生徒会長との絡み。あの登場の仕方と主人公の2人への言動が少女漫画的だったため、リアリティが損なわれたのは否めません。また、後半の展開がかなりグダグだになっていたのが残念です。ただ、そのグダグダ感を外伝を挿入することである程度回避していたのは評価できると思います(これは『彼氏彼女の事情』でも使われていました)。

 オチはベタだったし、全体を通して見ても決して「巧く」はありませんでしたが、どうしても憎めない作品です。
 携帯小説の利点の1つに「手軽に読める」というのがあるのは自明のことでしょう。本とは違って持ち歩いても、「重くない」・「かさばらない」・「しおりが不要」といいことづくめ。唯一問題なのは、結構量があるので電池切れの心配があること具合でしょうか。
 つまり何が言いたいかというと、普通の本よりも読む機会が多いってことなんです。というわけで、早くも2回目になりましたこのコーナー。今回は『クリアネス』です。

CONFESSION(作者HP)
魔法の図書館『クリアネス』特設サイト
『クリアネス〜限りなく透明な恋の物語〜』



クリアネス―限りなく透明な恋の物語 クリアネス―限りなく透明な恋の物語
十和 (2007/02)
スターツ出版
この商品の詳細を見る



 ご存知の方も多いでしょうが、この作品既に『クリアネス〜限りなく透明な恋の物語〜』という題でスターツ出版から発売されています。・・・まぁ上に張っている通りです(画像がないのはご容赦ください)。

 第1回日本ケータイ小説大賞の大賞受賞作品です。前回の『恋空』が自分に合わなかったこともあって、携帯小説に対していいイメージがもてなかったので、大賞作品に手を出してみました。

 これは本当に面白かった。大賞になるのも分かります。一つ一つの描写がうまい。主人公の心情の表現が本当にうまく、グイグイ引き込まれました。また、携帯小説の特徴である「携帯の小さい画面」に対応して、文章構成もよく考えられていました。
 唯一気になったのはレオの過去を語るシーン。他人が人の過去を詳しく知っているのはおかしいし、それに対する言及がなかったのは不満。そうしなければならなかったのも分かりますが・・・。また、オチはベタで、もっとうまくできたのではないかとも思います。

 このレベルの小説があるのなら、今後も携帯小説を読みたいと思いました。
 すでにいくつかの作品(主に第1回日本ケータイ小説大賞に選ばれた作品)が書籍として発売されています。その中で最初に見たのがこの作品『恋空』です。

『恋空』前編
『恋空』後編
美嘉のホームページ(作者HP)
『恋空』特設サイト



恋空〈上〉―切ナイ恋物語 恋空〈上〉―切ナイ恋物語
美嘉 (2006/10)
スターツ出版
この商品の詳細を見る


恋空〈下〉―切ナイ恋物語 恋空〈下〉―切ナイ恋物語
美嘉 (2006/10)
スターツ出版
この商品の詳細を見る



 ケータイ小説大賞に選ばれたわけでもないのに、書籍として発売にまで至っているということに非常に興味を惹かれました。そういう単純な理由でこの作品を読み始めました。

 正直に言うと、あまり自分の好みではありませんでした。その理由は2つ。


 1つ目は、共感できなかったということです。・・・何せ私は男なもんで(^_^;)
 全く分からないといえばそんなことはありませんが、自分の経験したことがないこと・経験できないようなことを理解するのは難しい。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、主人公の体験した悲劇はほとんどがそういったものだったので。

 2つ目は、1人称視点だという点。1人称視点で最も大事なのはあくまでも物語の主観は主人公の視点だということ。つまり、主人公の心情は語られることはありません。あったとしても、それをそのまま受け取ると間違った解釈をしてしまう。人間、見栄や虚勢、恥ずかしさなどいろいろな理由で素直な気持ちは中々語らないものです。よって、他人の発言から推測したり裏を読むことが、1人称視点の作品では重要になります。
 そして、この作品では1人称視点なだけではなく、作者が主人公であるという点が問題です。主人公の感情には、先に述べた通り嘘が混じることがある。少なくとも過大・過小表現は絶対に生まれてしまいます。また、作者の実体験が元になっているということは、つまり他人の心情も主人公の解釈によることになります。こういうことから、ちぐはぐな感じが出ていました。


 とはいえ、これらの問題があったとしても面白い作品は山ほどあります。自分の体験談を元にした作品でも良作はあるし、『涼宮ハルヒ』シリーズほど1人称視点をうまく使った作品はないと思っています。

 つまり、作者の文章力に帰結するのだと思います。
 ここであえて言っておきますが、私は携帯小説の作者のレベルが低いということを言っているのではありません。携帯小説の良さの1つに一般大衆が手軽に自分の作品を公開できるという点があります。私は、一般小説やライトノベルを読むときはある程度のレベルを求めますが(…だってプロですし)、携帯小説はあくまでも素人が書くものだと思って読んでいます。ものすごく高い文章力を求めたりはしません。けれど、書籍として発売するからにはそれなりの期待があったわけです。

 あくまでもこの感想は私個人のものです。もしかしたら、書籍として発売されているものはある程度の校正が入っているのかもしれません。また、この作品が掲載されているHPのヒット数を見ても、書籍として発売されていることを考えても、この作品が人気があることが分かります。きっとこの主人公に共感できる方や、女性にとっては何かしら惹かれる作品なのでしょう。

 まとめきれてない感もありますが、許してください(笑)
Google PageRank?